リフォーム工事ミニアドバイス
収納スペース
はじめてリフォーム 知りたいコトがココにある
暮らした年月だけモノは増えます。気がつけばあちこち棚だらけ、カラーボックスだらけ、夫婦の寝室がよくよく見るとタンス部屋になっていたという話もよく聞こえてきます。できれば大きな収納が欲しいところですが、現実はそうもいかず、小さな収納スペースをいかにたくさん創り出すかが収納術の基本とも言えます。ここでは収納について基本的な情報を提供します。
収納の種類
収納のコツは、いかにデッドスペースを活かすか。
収納とひとことで言っても実に多彩な種類があります。普段つかうモノは使う場所に近いところへ、季節に関するモノは押し入れなど大きな収納へ、というのが理想です。小さな収納でもたくさん創ると大きな収納力になりますので、家のどこにどのような収納が創れるのかを知ることと、家の中のデッドスペースをチェックすることから計画を始めましょう。
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クローゼット
押し入れをクローゼットに変更するコトはよくありますが、居室や廊下を削ってウォークインクローゼットやウォークスルークローゼット(ウォークインクローゼットに通り抜けの出入り口を2カ所設けたモノ)まで踏み込むことも考えられます。 -
床下収納
キッチンの床下が代表例ですが、最近では畳下収納もよく見受けます。ベタ基礎ならどこかに入口を設ければ、床下全面が収納になります。 -
小屋裏収納
その名の通り屋根裏を利用した収納。屋根形状に応じて大きな収納になりますが、天井断熱の場合、夏場の小屋裏は高温多湿になるため、収納するモノを選ぶ必要があります。 -
造作家具
デッドスペースを収納に活用するための家具ですが、その特性のため取り外しは不可能で、フルオーダーになります。
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ニッチ
いわゆる見せる収納で、廊下やトイレの壁など、壁の厚みなどを利用した小さな収納です。 -
水まわりの収納
キッチンや洗面化粧台は、ユニットに豊富な収納がオプション設定されており、ある程度の予算が見込めれば、うまくデッドスペースを活かしたシステムが組めます。 -
食品ストッカー
勝手口や冷蔵庫まわりの開きスペース、キッチンの目隠しを兼ねた壁の裏などに備えられそうです。
収納リフォーム計画の立て方
満足リフォームのコツは、お客さまとリフォーム店との共感
古いを新しいに、不便を便利に、確かにリフォームのきっかけではあるかも知れません。でも、ただ単に新しく便利になればそれで満足できるでしょうか。リフォームは、皆さまがイメージする新しい生活シーンを叶えるという目的とともに、現在抱えている住まいの不満、場合によっては暮らしの不満を解消するという役目も担っています。
そのため、リフォーム店はお客さまの普段の生活を知ろうと心掛けます。お客さまが自らの姿をしっかりとリフォーム店に伝え、リフォーム店がそれをしっかりと受け止めたなら、共感という満足リフォームの苗が芽生えます。
どこに頼もうとも、自分たちのことをしっかりと伝えられる事前準備を行いましょう。
① 現状の悩みをチェック
どこにどれだけのモノが溢れているのか、どこにどんな収納があれば便利だと思えるか、やみくもに収納力を増やすのではなく、日常の片付けに対するストレスと、気づいたことを整理しましょう。計画性の無い収納リフォームは、家中を棚だらけにしてしまいますよ。
② 家族の希望をまとめる
不満と気づいたことに加えて、どのような収納にしたいのかを家族全員で話し合います。「食器をキレイに並べて見せられるような収納にしたい」「押し入れじゃなくてクローゼットにしたい」など、その希望に沿ったイメージを家族で共有してください。そのイメージがリフォームプランの基になります。
③ 希望の理由をまとめる
なぜそのように希望するのかの理由もまとめておきましょう。リフォーム店は、その理由を知ることで、もっと適切で低コストで思いもよらない素晴らしいプランを提案してくれることもあります。
④ おおまかに予算を組む
工事費用は非常にシビアで難しい問題ですが、いくらかかるのかではなく、いくらまでなら出せるのかを計算し、費用の上限を決めておきましょう。
※工事費用は、収納の種類や住まいの現状によって大きく異なるため、いちがいにどのくらいかかるのかをここでお伝えすることができません。
⑤ リフォーム店を探す
準備が整ったら、リフォーム店探し。
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